役木 夕陽木

夕陽木 「せきようぼく」と読みます。

日本庭園には昔から「役木」という考え方があり、これはその中の一つ。

西向き、西陽の当たる場所に植えられる木を言い、主にモミジなど紅葉する木を植えます。

西陽を遮り、夕陽に照らされて紅葉が綺麗に見える。

庭に趣きを与えつつ、実用的に植えられる、素敵な考え方ですね。

この逆には「寂然木(じゃくねんぼく)」というものがあり、東南の陽を遮る意味で植えられます。

他にも「灯障りの木」「飛泉障りの木」「見返りの木」「井戸あしらいの木」など、たくさんの役木が存在します。

名前から役割を想像するのも楽しいですね。

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