以前お庭を作らせて頂いたお客様のアプローチに、延段を施行させていただきました。
石は兵庫県の播州黒ゴロタを使用。
本来は真黒石と言って面のある黒い川石を使いたかったのですが、今はもう昔のような黒い川石は採れないので、黒めの山石を機械にかけ、角を取って丸く川石に見立てたものを使用することが多く、この播州黒ゴロタもその一つ。
延段にはいろいろなものがありますが、今回はお客様の好みに合わせ、なるべく自然にラフに、あまり大きな加工はせずに作ることにしました。
それでも多少の石の加工は不可欠で、かなりの時間を要しました。
今回の延段に合わせ、大きな株立のモミジとツバキ(侘助)を植栽しました。
以前製作した黒穂垣を背景に、秋の紅葉時にはモミジの葉の落葉と、冬には椿の落花を楽しんで頂けることと思います。