モミジの水揚げ

先日モミジの剪定をしていたら切り口から水がポタポタと流れ出てきました。
まだ一月初旬というのにもう水揚げをはじめていました。
こんな経験から、今回はモミジの水揚げの事を書きたいと思います。

落葉樹は冬になると葉を落とし休眠期に入ります。
モミジの休眠期は一般的に12月中旬頃から1月中と言われていて、2月に入るともう水を上げ始めるので大きな剪定には遅いとされています。
それにしても1月10日頃で水を揚げ始めているというのは少し早い気がします。
やはり温暖化や気候の影響でしょうか?

水を揚げ始めているということは根が動き始めているということで、新芽を出す準備を始めているということですね。
こういう時期に大きな剪定をすると切り口から水がどんどん流れ出てきてしばらく止まりません。
そして、すぐにではないですが時間をかけて木がだんだん弱っていってしまいます。樹皮が割れ始めたら危険のサイン!
もう次の休眠期までは大きな剪定は避け、細い枝の整理程度に留めておくのが懸命です。

よく本やネットでは落葉樹の剪定は2月まで、と書いてありますが、木の種類によって切れる時期は異なりますので、様子を見ながら剪定するのが良いですね。

YEARLY