東京も、もうすっかり冬の景色になってきましたね。
気づくと我が家の垣根に絡みついた蔦も、いつの間にかこんなに色付いていました。
綺麗ですねー。
因みにこれは京都から取り寄せた中塗り土と石灰を少々混ぜて塗ったもの。
そして我が家の2体のワラボッチくん。
今日は、いつも講習会でお世話になっている竹屋のジローさんの所へある道具を譲ってもらいに行ってきました。
場所がよみうりランドの近くなんですが、途中、山々が綺麗に紅葉し、近いのに自宅付近とはまったく違う美しさには思わず目を奪われました。
今日のお目当ての道具とは「銑(せん)」という道具で、門松や筧の竹を削ぐためのものです。
銑は竹を削ぐ他にも丸太の皮くを剥いだり、いろいろと便利に使えます。
いつもの事ですが、ジローさんの所で道具を買うとホームセンターで買うのとは違いそのままでは使えません(新品のノミはホームセンターで買っても加工が必要ですが・・)。
柄を削って自分で付けたり、鞘を作ったり、砥いで刃を付けたり、いろいろと二次加工が必要になります。
今回の銑も刃の裏を砥いで平らにし、裏刃を付けなくてはなりません。
柄も大体の大きさのものをもらいましたが、ジローさんが使っていたヒメシャラの柄がかっこよかったので、剪定でゴミが出たらまねしようと思ってます!
僕は普段からメインの樹バサミはジローさんのタケジブランドを使っていますが、大きいのに手に良く馴染み、鉄が柔らかいのか疲れなくて、一度砥ぐとものすごく長切れしてくれます。
それにパチンと閉じたときの当たりや音が最高に心地よい。
大きいのですべてこの鋏と言うわけにはいきませんが、本当に相性の良い鋏です。
そんなこんなで、気づくとタケジブランド、こんなにもっていました笑。
上から竹割り、5分の丸ノミ、両刃の切り出し、片刃の切り出し、そして樹バサミ。
新潟の鍛冶屋さんに打ってもらっているそうです。
さすがに使っている人が作っているだけあって、使いやすく作られています。
少々値は張りますが、職人さんにはお勧めですよ!!