セルリアンタワー プランターの装飾

今日は台風でお休み、久しぶりにブログを上げたいと思います。
早いもので今年も立秋を迎え、夜になるとコオロギが鳴き始めましたね。
まだまだ暑い日は続きそうですが虫の音を聞くとなんだかホッとします。
今日は6月に行った仕事で、渋谷にあるセルリアンタワー というホテルのプランターの飾り付けのことを書きたいと思います。
この話は東京オリンピックで外国人がたくさん訪れるであろう渋谷セルリアンタワーで何か日本らしさをアピールしよう!という話から始まりました。
出来上がったものを見せるだけではなく、その様子や格好も含めて、なるべく日本の伝統や文化を感じられる内容にしたい、ということで。
今回お話を頂いたのは日頃セルリアンタワーのプランター植栽を管理されている会社の方。
なので、そのプランターを使った装飾的なものというのが条件で、竹を使って日本の涼を感じられるものにしましょう、ということになりました。
現場での作業時間は限られています。その中で見せ場を作りつつ完成させる、ということでなかなか考えるのは一苦労でした・・。
プランターは3種類の大きさがあり、まずはそれぞれを囲う竹をパネル状にしたものを事前に作り、現場でそれを合わせる事にしました
その時に端に竹の半端が入るので、ナタで竹を裂いたり、押縁、笠竹もナタを使って竹を半分に割るので、初めてその作業を見る人はなかなか面白い光景だと思い、これが見せ場になるかな?と思いましたが、実際には外で竹を洗っているのが一番興味を持たれたみたいですね。
図面や試作品なども作り、我が家の狭いガレージで3日程の仕込み作業をし、予定よりも大幅に時間は押してしまいましたが、なんとか現地での作業を完成させました。
植栽はまた別の植木屋さんが、風鈴はその現場担当の人のセンスで付けられました。
作業風景です。
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完成!
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苦労したけど良い出来になったな。。と、完成して作ったみんなで感動してしまいました。
少し経ってから最近見行ってきましたが、色あせた竹、植栽されたサルスベリ、それに風鈴がなんとも涼しげで、まだ暑さの残る夏の夜に馴染んでいました。
結局コロナは落ち着かず、オリンピックも無観客、外国人の観光客も訪れませんでしたが、それでも日々そこを通る人たちの心を癒してくれたら幸いです。
最近の写真
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