はじめまして、植浩の関口浩二です。
この度は当方のホームページを尋ねていただいてありがとうございます。
このホームページは友人に作ってもらっています。
まだ未完成ですが、これから徐々に完成させていきますので、お時間ありましたらまた尋ねてみてください。
今回は初めてのホームページ、ブログ開設ということもあり、私が庭を作る際、大事に思っていることなどを数回に渡って書いてみたいと思います。
私は里山の風景に自分の理想とする庭つくりの基本があります。
もちろん、自然の中には手本とするところは数限りなくありますが、その自然とうまく向き合いながらもその流れを乱すことなく利用している
その生活の中には、技術的な要素だけでなく、見た目にも大変美しく、庭つくりにおいては学ぶべき所が沢山あります。
山間の民家や山寺の風景、またそこにあるもの
農具、軽トラック、竿にかかった洗濯物、石碑や石でできた道しるべ・・そのすべてが素朴で優しく、そしてまるで自然の一部のように有機的に周囲の景観に溶け込んでいる気がします。
そして、そこには無理な主張は一つも感じられません。
それぞれがある一定の秩序の中で周囲の環境や自然に沿った形で共存している、その調和と機能美こそが美しい景観を生んでいるのですね。
ただし庭は機能だけを追求しては造れません。
また自然を模擬するだけの空間でもありません。
自然を手本とし、生活や空間、住み手の目的にあった形でそれらをリサイズする。
そして、時にはあえて無駄を施し、空間に奥行きや味わいを加えていきます。
機能と無駄、矛盾しているようですが、この相反する二つの要素をうまく調和させることで、庭はより人間味のある味わい深いものになっていく、私はそう思っています。
そしてそこへ人の営みが加わると、更に趣や風情といったものが生まれるのではないでしょうか。
里山に限らず昔の日本には、きっとそこかしこに見られた風景かもしれません。
そしてそれは東京にも。
またそんな優しい風景が沢山見れるようになればいいですね。
それには最小単位を「庭」から少しでも広く、周囲の景観も意識していくことが大切だな、と思っています。
少し長くなりましたが、では、今後ともよろしくお願い致します。