今回は今月の初旬に延べ段を作りましたので、その工事の一連を載せたいと思います。
このお庭は昨年作らせて頂いたお庭で、今年は延べ段を作らさせて頂きました。
最近はこういう仕事はなかなか経験できないため、手伝ってくれた仲間も皆楽しんで仕事に取り組んでました。
お客様も、仲間も、当然私も、皆がこの仕事で喜んでくれたことが何よりでした。
では、先ずはビフォアーから。
どうしても縦に載せられません・・。
そしてここからは完成写真。
幅は80センチ、これは全体の長さとのバランスでゆずれないところです。
反対側から。
あれ?やはりこれも横になってしまう・・。
手前のツバキは昨年庭を作ったときに裏から移植して、今回花壇を壊しまたもや移植、二年越しでやっとここに落ち着きました。ツバキもほっとしてることでしょうね。
モミジは新たに6メーターものを入れました。
山採りの株立ちで、延べ段をグッと渋く引き立たせてくれています。
今回、延べ段を造るに当たって、とにかく石を探すのにてこずりました。
当初使いたかったのはマグロと呼ばれる真っ黒な川石。
しかし今はかなり希少な存在になっていて、方々探しましたがなかなかまとまった数が見つかりません。
石なら何でも良いというわけでもなく、材料が手に入らなければ仕事を受けることはできません・・。
そんな中、沖縄から北海道まで全国の石の産地めぐりをして、その記録をノートにまとめているという、とにかく石好きの石オタクの職人(笑)仲間に相談したところ、岐阜に似た石がある!ということがわかり、何とか仕事を受ける事が出来たのです。
使う石は3トン、現場付近は非常に狭いので2t車クラスしか入りません。
大きなトラックでもって来られても、小さなトラックに移し変えて何回かに分けて運ばなければなりませんが、先方の配送に頼むと一気に近くに下ろされて終わりです。
その辺りで悩んでいたら、なんとその仲間が岐阜まで取りに行ってくれることになり、同時に石の検品も出来るので、こっちは石の大きさを聞き先に解体作業を済ませることが出来ました。
その仲間にはもちろん工事も最後まで通しで手伝ってもらいました。
本当に良い仲間に感謝です!
長くなるので今回はこの辺で。
次は作業風景を載せたいと思います!