わらぼっち!

今年もこの季節がやって参りました。
「ワラボッチ」製作です。
「ワラボッチ」とは、庭の冬の風物詩でもあると同時に、害虫駆除にも効果のある優れものです。
越冬しようとする虫は暖かい藁の中で冬眠したり、卵を産み付けたりします。
これを春、虫が目覚める前に処分して駆除をします。
よく松の幹に巻いてある藁(コモマキといいます)も同じ役割ですね。
しかし、害虫駆除のためにとなると虫が冬眠する前に設置しなければ当然効果はありません。
僕らがこの時期に作るワラボッチは、どちらかというと庭の風景として。
ワラボッチを庭に据えて雪でも降ればたまらない風情がありますから。
ということで、今年も農協でしこたま藁を買ってまいりました!
藁と一口に言っても、米よりも餅藁の方が良いのですが、農協も数少ない東京の農家を一軒一軒当たって集めているらしく、なかなか餅藁は入らないそうです。
昨年は運良く餅藁が手に入ったのですが、今年は全て米藁になってしまいました。
しかも今は機械で収穫するため藁の状態が悪く、穂が無く芯ばっかりだったり、根元がぐちゃぐちゃになっていたりと、とにかく農協の人が言うにも年々悪くなっているそうです。
今は藁なんてほとんど再利用されないためにゴミのように扱われてしまうそうですね。
昔はお米を取った後の藁は、俵になったり履物になったり肥料になったり・・ほとんど余すところ無く再利用されていましたよね。
素晴らしい持続可能性をもった循環型の生活、現代社会にも組み込める可能性は無いものでしょうかね?
話しはそれましたが、では写真でワラボッチ製作の流れを一通りどうぞ!
IMG_0715.JPG
まずは「藁選り」 左が何もしていない藁、右はすぐった藁です。
これをやると手が傷だらけになります・・
この藁スグリ、選りすぎると頭がスカスカでボリュームなくなってしまうので、なかなか加減が難しいところ。
IMG_0711.JPG
たまにこんなのも混ざっていて、なんだか縁起良さそうな気分になります。
IMG_0767.JPG
選った藁を水に浸けます。 本来は穂先だけで大丈夫です。
IMG_0776.JPG
IMG_0772.JPG
藁を一掴みほどに束ねて、根気強く編んでゆきます。
IMG_0775.JPG
編みあがりました!
IMG_0777.JPG
そして中にあんこを詰めます
IMG_0778.JPG
飾り結びなど、紐を結んで裾を揃えたら出来上がりです!
まだ藁が湿っていますが、これが乾くとふんわりとしてきます。
しかし、ちょっと藁の選りすぎで頭が薄いワラボッチになってしまいました・・
では庭ではどんな景色になるのか、雑誌の写真をどうぞ!
IMG_0782.JPG
IMG_0783.JPG