自邸 納屋&庭造り 午後の部

さて午後の部です。
延べ段は悩んだ末、三和土で仕上げることにしました。
軒内の三和土でなく、雨の当たる、しかも重歩行の条件化で三和土がどうなるか?試せるのも自宅ならでは!ということで、今回は三和土に。
ちなみに三和土でタタキと読みます。
三和土に使うのは真砂土、消石灰、そして苦汁。
苦汁は塩化カルシウムを使いました。
真砂土は建材屋で買ったものと、以前京都から取り寄せていた深草砂利も混ぜています。
深草砂利は、中に程よい具合で風合いの良い砂利が混じっているので、洗いをかけたときの仕上がりが断然良くなります。
ちなみに洗いとは洗い出しというもので、モルタルや三和土に砂利などの骨材を伏せこんで、硬化する寸前に水で表面を洗い流す技法です。
そうすると中に伏せこんであった砂利などが表に顔を出し、良い雰囲気になります。
三和土の配合は適当(笑)
とにかく真砂土、消石灰、苦汁を感と経験で大体に混ぜ合わせます。
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これです。
そして型枠に流し込んだらとにかく叩きます!
叩くと水分が出るのでそれをたまにスポンジで取りながらまた叩きます!
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そうして出来上がったのがこれ。
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固まるまでは数日掛かるので、完全に硬化しないうちにまた洗いをかけてみようと思っています。
午前中に打ったモルタルを少し早いと思いつつも自宅なのでま、いいか、ということで洗い始めました。
当然型枠を外さないと中に水が溜まってしまうので型枠を外してみると、ボロッ!!なんと角が崩れてしまいました・・。
ま、そんなことは想定内というか、外すタイミングが早すぎるのはわかっていたのですが、やっぱりショックです。
なんとか角を削ってごまかし洗いましたが、それにしても早すぎました・・。
そんなこんなで一応洗ってみました!
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洗い出し前
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洗い出し後
今回、初めてマサドモルタルを作りましたが、ホワイトセメントでなく普通のセメントでもなかなか良い風合です!