今日はお盆前に施工した「木製パネル」です。
とは言っても、このパネルを作ったのは本来の目的ではなく、初めのご依頼は「庭の植え込みスペースに花を植えようとしたらガラや石でいっぱい!」ということで、土壌改良のお話でした。
早速現地へ向かって植え込みを掘ってみたら出てくる出てくる・・スコップが刺さらないほどのガラの詰まり様!
土も粘土質のもので、これはどう見ても建築残土です。
近頃本当に多いんですよ、新築でこの手の土。
僕が独立してからというもの、植浩ではこの手のご依頼が非常に多く、何度と無く土壌改良を行ってきました。
で、今回もまずはガラと元土の撤去から。
お客様のご希望で入れ替える土の全体量を決め、いざスタート!
少し掘っただけでこれだけのガラ、これでは花の植え穴すら掘れませんね。
そして大体の土を撤去したら次はパネルの柱を立てるための基礎造り。
今回の材料は「ざっくりとラフな感じでなるべく予算は掛けずに!」というお客様のご要望によりパネルに貫き板、柱には約45センチという植え込みスペースの奥行きを考慮してツーバイフォー材のSPFを使用、当然市販の独立基礎では大きすぎる為、基礎は作ることになりました。
柱が立ちました!
塗装は材料の段階で一度塗り、組み立ててから再度二度塗りをしました。
KD材といって強制乾燥させた材木と違い抜き板の場合はかなり反り易いので、塗装する場合はなるべく均等に板の裏表両面に塗ることが大事です。
特に今回のように材料が薄い場合、片面だけに塗装すると塗った方に材料が引っ張られ反ってしまう場合があります。
板の取り付けはビスのバランスを考えて左右互い違いに。
今回は左右非対称、しかも裁断した板も乾いてすでに狂いが出始めているので、手間は掛かりますが一枚一枚測って止めていきます。
途中まで一人でやっていたのですが、なんせ長い為にビスを打ち込むのも一苦労・・
ということで、この後たまたま西荻で約束をしていた友人に急遽早めに来てもらい、板を押さえてもらい大助かり!(笑
そんなことで無事に全部貼り終り、ペンキを二度塗りし、黒土を入れたら完成です!
黒土には腐葉土と牛糞を少々加えてあります
地面(GL)が結構きつい勾配になっているため斜めに見えるかもしれませんがちゃんと水平です!
因みに作業前です。
ブロックの無機質な雰囲気から大分変わりましたね。
これからお客様でバラを植えたり、プランターをハンギングしたりするそうです。
更に大分雰囲気も変わるでしょうねー、今度見るのが楽しみです!